【2024年最新版】1泊2日ノルウェー・トロムソでオーロラ鑑賞、おすすめツアー、オーロラは果たして見れたのか?

【2024年最新版】1泊2日ノルウェー・トロムソでオーロラ鑑賞、おすすめツアー、オーロラは果たして見れたのか?

皆さんはオーロラが見れる条件を知っていますか?

オーロラは北極圏と南極圏付近で見られる現象で、オーロラベルトに位置していることが条件として挙げられます。

オーロラベルトとはオーロラが頻繁に出現するエリアを指し、地球上の磁極を中心に北緯65度付近の都市がオーロラベルトにあたります。

私が今回訪れたトロムソは北緯69度以上に位置し、オーロラを見るのに最適な都市でした。

当初の予定はトロムソに2泊する予定でしたが、飛行機が欠航して1日しかオーロラを見るチャンスがありませんでした。

オーロラを見に行く場合は、天候に左右されるため最低でも3日間滞在することが一般的です。

1度きりのチャンスでオーロラが見れたのか、おすすめツアー、自力でオーロラが見れるのかについて紹介します!

オーロラが発生する現象

オーロラは、太陽から放出された荷電粒子(太陽風)が地球の大気圏に衝突して発生する光現象です。

太陽風は主に電子と陽子で構成されており、地球の磁場によって北極と南極に引き寄せられます。

北極、南極方面でしか見られないのは地球の磁場が関係していたのです。

これらの荷電粒子が大気中の原子や分子と衝突すると、エネルギーを失って光を放出します。

この現象がオーロラです!

オーロラの色の違い

オーロラは何種類かの色があり、光の色は波長によって決まります。

光の波長は励起状態と基底状態のエネルギーの差の大きさで決まります。

赤色:高度200km〜高度500km

見れる確率:低

緑色:高度100km〜高度200km

見れる確率:高

紫色:高度80km〜高度100km

見れる確率:低

オーロラは主に夜間に観測できます。

これは太陽風が地球の大気圏に衝突しても、太陽光が強い昼間は光が見えないためです。

オーロラ観測: ベストスポット・シーズン

1. アラスカ:フェアバンクス

フェアバンクスでは年間平均243日オーロラ現象が起きると言われています。

オーロラ鑑賞の聖地です。

2. カナダ:イエローナイフ

イエローナイフは北極圏に近く冬の天候が安定していること、オーロラが多く発生するオーロラベルトの真下に位置していることから、世界屈指のオーロラ観賞スポットとして知られています。

オーロラ遭遇率は3日間の滞在で95%と高確率でオーロラを観ることが出来ます!

3. ノルウェー:トロムソ

トロムソは北極圏最大の都市で、気温がそれほど下がらない為オーロラ観賞に向いています。

1晩で50〜70%の確率でオーロラが観賞できると言われています。

4. フィンランド:ラップランド

ラップランドのパーツヨキ川では約90%の確率でオーロラが観賞できます。

オーロラ観賞を初めてする人は、フィンランド・ノルウェーなどの北欧の国にセットで訪れる事がおすすめです!

ベストシーズン:11月下旬〜3月下旬

オーロラをベストな状態で観賞するには、快晴であること、空が暗いこと、太陽活動が活発であることの3条件が揃う必要があります。

この3条件が比較的揃いやすい時期が11月〜3月になります。

オーロラツアーの準備と流れ

1. ツアー予約

Screenshot

まず始めにオーロラツアーを決めましょう。

私が予約したツアーサイトはGetYourGuideです。

Webサイトとアプリで予約をすることができ、アプリに予約情報を紐付けられるので確認がしやすいです!

今回の場合は「トロムソ オーロラツアー」と検索すると、いくつかのツアーが選べるのでそこから自分に合ったツアーを選択しましょう。

オーロラツアーでは軽食の有無やキャンプファイヤーなどのアクティビティによって値段が変わるので、詳細を確認してから予約することをおすすめします。

どのツアーも大体7時間ほどで、金額は約20000円です。

私の経験としてオーロラが見れる確率を少しでも上げるために、時間が長いツアーを選ぶことをおすすめします。

私が最終的に選んだツアーは、ホットドリンクと軽食込みの18:00から7時間のオーロラツアーでした。

2. 服装、荷物準備

オーロラ観賞をする時は防寒対策が不可欠です!

そこでオーロラ観賞の際の私の服装と荷物を紹介したいと思います。

服装

1. ニット帽

2. ネックウォーマー

3. 手袋(スマートフォン対応の手袋がおすすめ)

4. ダウンジャケット

5. セーター

6. 極暖ヒートテック(上下、ユニクロ)

7. 厚めのズボン

8. 厚めの靴下(重ね着)

9. ブーツ

室内で上記の服装はとても暑く感じましたが、外ではとても寒かったので最低でもこれぐらい着込むことが必須です。

荷物

1. カイロ(ダウンジャケットの両ポケットに入れておくのがおすすめ)

2. モバイルバッテリー(寒い場所では充電の減りが激しいので必須)

3. 飲み物(途中で買うことが出来ないので事前に準備しておく)

4. 自撮り棒

夜空の写真を撮る際に大活躍するのが自撮り棒です。

自撮り棒を三脚として使います。

IPhoneにはナイトモードという機能があり、IPhoneを固定するとナイトモードの時間が30秒に変わります

ナイトモードが30秒になった状態で夜空を撮ると、より綺麗な写真が撮れるのでIPhoneを固定するために自撮り棒を持参することをおすすめします。

しかしスマホでは綺麗な写真を撮るのに限界があります。

持参できるのであれば、カメラを持っていくで更に良い写真が撮れると思います!

3. ツアー出発

Screenshot

私が申し込んだツアーはNorthern Shots Tours ASが集合場所でした。

周辺にはいくつかのツアー会社があったので、オーロラツアーは大体この辺から出発すると思います。

集合場所に17時30分ごろ到着するとたくさんの人々が既に待機していました。

ツアー開始の30分前には集合場所に着くようにしておきましょう!

受付に予約を確認すると、反射ベルトが支給されました。

バスに乗り込むと車酔いしている人を見かけたので、酔い止めを準備しておくのがおすすめです。

私が乗ったバスにはトイレがありました。

18時ちょうどにバスは出発しました。

バスではツアーガイドがオーロラについての説明、スマホでオーロラを綺麗に撮る方法、プロカメラマンによる有料撮影などを説明していました。

1時間ほど経つと地図上の1番に到着しました。

「トロムソからこんなに離れた場所に来たんだ」と思いました。

私達はここでオーロラ観賞を行いました。

4. オーロラ鑑賞

目的地に到着し、私は急いでバスを降りました。

外に出ると、辺り一面は真っ暗で曇っていました。

対岸沿いにはフィヨルドがありましたが、写真を撮るまで分かりませんでした。

私は早速ナイトモードを10秒で設定して写真を撮ってみると、空に不自然な光を見つけました。(上記の写真)

最初はこの光をオーロラのように感じ、意外と簡単にオーロラは見れるかもと楽観的に考えていました。

しかしこの考えは甘かったです。

スマホを自撮り棒で固定して30秒のナイトモードで夜空を撮ると、オーロラは見えなかったですが無数の星が夜空一面に広がっていました。

オーロラ目的でツアーを申し込みましたが、それ以外のフィヨルドや星空観賞でも十分貴重な体験が出来ました。

続々にツアーバスが上記の写真のように到着していたので、ここが人気スポットなのだと実感しました。

あちこちでキャンプファイヤーが行われていていました。

この場所でオーロラ観賞を始めて3時間半ほど経ちましたが、オーロラを見ることは出来なかったです。

私はオーロラを絶対に見ると張り切っていましたが、次第に寒さと疲れからツアーでもらえたクッキーとホットチョコレートを両手にバスでリラックスしていました。

23時過ぎに地図上の1の地点を出発しました。

私は疲れからバスで爆睡していたのですが、30分ほど経過したところでバスが地図上の2の地点で停止しました。

私は爆睡していたため何故この場所でバスが停車したのか分からなかったですが、とりあえずバスから降りました。

すると夜空にうっすらと緑色の光が見えました

肉眼ではほぼ見えなかったので、スマホをセットしてナイトモードで夜空を撮影しました。

写真を見た時は、オーロラが目の前にあることに感動しました。

同時に、肉眼では写真ほどオーロラははっきりと見れないと実感しました。

オーロラはいつ消えるか分からないのでしっかりと目に焼き付け、思い出として写真を撮りました。

上の写真は、肉眼で見たオーロラに一番近い写真で緑色の光は見えますがぼんやりとしているのが分かると思います。

運良く赤と緑のオーロラが見れました。

オーロラを写真に収めることが出来ました

チャンスは1日しかなかったのですが、オーロラを見ることができて人生で忘れられない夜となりました。

また最後まで私たちのためにオーロラの可能性を信じたツアー会社に感謝です。

帰宅

オーロラを20分ほど鑑賞して1時過ぎに最初の集合場所に到着しました。

深夜でもバスが1時間ごとに運行しているので、宿泊しているAirbnb近くまで行くことが出来ました。

上記の写真はAirbnbに帰宅する途中に撮った写真で、トロムソの夜の景色は本当に美しいです。

iPhoneのナイトモード設定方法

1. iPhoneを三脚などに固定する

通常3秒〜5秒のシャッタースピードが、固定することで最大30秒までの長時間撮影が可能になります。

2. カメラアプリを開き、ナイトモードを有効にする

カメラアプリを開き画面上部のアイコンをスワイプして、ナイトモードを選択します。

3. シャッタースピードを調整する

三脚(自撮り棒)に固定した状態で30秒を選択します。

4. 撮影する

準備が完了したら撮影します。

自力でオーロラは見れるのか?

結論から言うと自力でオーロラを見ることは可能です。

私はトロムソ市内のAirbnbに宿泊していて、天気が良い日にはオーロラが部屋から見れると管理人が言っていました。

しかし天気が荒れることが多く、短期間の滞在ではオーロラが見れる確率低いです。

またレンタカーを借りて行くことは可能ですが、雪道やオーロラが見れるポイントなど分からないことが多いです。

オーロラが見れる確率を上げたいならツアーに申し込むことをおすすめします。

金額は高いですがオーロラが見れる確率は必ず上がります。

彼らはオーロラが見えるポイントを熟知しているので、天気が悪い場合でもオーロラが見れそうなポイントを理解しています。

長期間滞在する場合でも一度はツアーに申し込むことがおすすめです。

オーロラが見れなかった場合でも、ツアーに後日参加できる保証がついていたりフィヨルドや夜空を楽しむことが出来ます。

一生に一度の経験になるかもしれないので、ツアーを申し込むのがおすすめです!

感想

私は1泊2日の滞在でオーロラを見ることが出来ました。

今回は本当に運が良かったと思っています。

しかし短期滞在はおすすめしないです。

最低でも3泊宿泊することでオーロラが見れる確率は上がります。

オーロラは自然現象なので必ず見れるという保証はありません。

そこに価値があり、見た時の感動がより一層になるのだと実感しました。

オーロラが見れた時の感動は計りしれず貴重な経験になるので、ぜひオーロラ観賞でトロムソを訪れてみてください!

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