
フィラデルフィアはアメリカ東海岸に位置しており、「This is USA」を味わえる素晴らしい街です。
街全体がとにかく熱狂的で、個性豊かな人々が多い印象があります。
一方で、Youtubeでフィラデルフィアについて調べると、ゾンビタウンと呼ばれる動画を見た事がある人がいるかもしれません。(ゾンビタウンに訪れた体験談も紹介しています)
フィラデルフィアは全米で屈指の治安が悪い地域です。

今回は熱狂的で治安が悪いフィラデルフィアに留学した私が、実際に経験したことを詳しく紹介したいと思います。
刺激的でよりアメリカらしい一面が感じられる記事となっていますので、ぜひ楽しんでください!
また海外に訪れる際に必須のアプリやサイトをまとめたので、参考にしてみてください!
フィラデルフィア(フィリー)について

フィラデルフィアは、ペンシルベニア州南東部にあるアメリカ有数の都市です。
「フィリー」という愛称で親しまれています。
アメリカ独立宣言と合衆国憲法が署名された街として知られており、「独立発祥の地」です。
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気候

温暖湿潤気候に属しており、夏は30℃前後の気温で、冬は寒くて頻繁に雪が降ります。
私は3月〜7月まで約5ヶ月間フィラデルフィアに滞在していました。
気温の乱高下は激しいですが、湿気は日本に比べたらあまりなく、快適に過ごす事ができます!
月 | 気候 | 服装 | おすすめアイテム |
3月 | 雪が降る日が多く、非常に寒かった | ヒートテック、ダウン必須 | 詳細を見る |
4月 | 肌寒い日が多い | 薄めのジャケットがあると良い | 詳細を見る |
5月 | 少し暖かくなり始めるが、肌寒い | 薄めの長袖あると良い | 詳細を見る |
6月 | 徐々に暑い日が増える | 半袖で過ごせる日多くなる | 詳細を見る |
7月 | 30°前後の気温が続くので暑いが、湿度なく快適 | 毎日半袖で過ごせる | 詳細を見る |
治安

フィラデルフィアは、全米だけにとどまらずアフリカや南米の都市と比較しても、治安が悪かったです。
他の記事で都市別治安ランキングをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
2022年のFBI犯罪統計によると、殺人件数は1位、強盗件数は2位、窃盗件数は13位となっています。
私が滞在していた時は、銃撃事件が毎週あり、地下鉄は無法地帯で、無賃乗車や叫び回っている人が大勢いました。
一方で、ペンシルベニア大学周辺や観光地は比較的安全に感じました。
スリを防ぐために、リュックに南京錠を付けておくことをおすすめします!
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ゾンビタウン(ケンジントン地区)に行ってみた

友人とゾンビタウン(ケンジントン地区)に行ってきました。
動画で撮影したため写真が少し荒くなってしまっていますが、前を向けない人や階段で倒れている人がおり、異世界でした。

道中にゴミや注射器が捨ててありました。

おすすめはしませんが、訪れる際は車で行く方が安全です。
代表的なプロスポーツチーム
NFL:フィラデルフィア・イーグルス

創設 | 1933年 |
本拠地 | Lincoln Financial Field |
実績 | スーパーボウル優勝 2回(2018、2025年) |
著名選手 | ジェイレン・ハーツ、デボンタ・スミス、フレッチャー・コックス |
Webサイト | https://www.philadelphiaeagles.com/ |
グッズ | こちらから購入可 |
MLB:フィラデルフィア・フィリーズ

創設 | 1883年 |
本拠地 | Citizens Bank Park |
実績 | ワールドシリーズ優勝 2回(1980年、2008年) |
著名選手 | ライアン・ハワード、ジーン・セグラ、ブライス・ハーパー |
Webサイト | https://www.mlb.com/phillies |
グッズ | こちらから購入可 |
NBA:フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

創設 | 1946年 |
本拠地 | Wells Fargo Center |
実績 | NBAチャンピオン 3回 (1950年、1967年、1983年) |
著名選手 | ジョエル・エンビード、ジェームズ・ハーデン、トバイアス・ハリス |
Webサイト | https://www.nba.com/sixers/ |
グッズ | こちらから購入可 |
NHL:フィラデルフィア・フライヤーズ

創設 | 1967年 |
本拠地 | Wells Fargo Center |
実績 | スタンレーカップ優勝 2回(1974年、1975年) |
著名選手 | ケビン・ヘイズ、イワン・プロボロフ、カーター・ハート |
Webサイト | https://www.nhl.com/flyers/ |
グッズ | こちらから購入可 |
交通手段

手段 | 概要 | 支払い方法 | タイトル |
バス | 本数多く、街中行くことができる。治安悪い | クレジットカード | 詳細を見る |
地下鉄 | 本数多く、夜中まで運行。治安悪いので、夜は乗らないことおすすめ | クレジットカード、現金(ICカード購入) | 詳細を見る |
Uber | 事前決済でぼったくりの心配無い | クレジットカード | 詳細を見る |
Pen Transit Services | UPenn生が利用できるサービス。大学近郊なら無料で乗車可能 | なし | 詳細を見る |
レンタル自転車 | 街のあらゆる場所にあり、安い | クレジットカード | 詳細を見る |
観光地と治安
独立記念館

独立記念館は、アメリカ独立宣言と合衆国憲法が署名された場所です。
世界遺産に登録されています。
フィラデルフィア美術館

フィラデルフィア美術館は新古典派風建築物です。
この大きな美術館には 22万7,000 点以上の所蔵品からなる 200 余の展示室があり、織物から道具、絵画、写真まで、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの作品が含まれています。
ロッキー像

ロッキー像は、映画「ロッキー」シリーズに登場する架空のボクサー、ロッキー・バルボアを記念したブロンズ像です。
1980年に制作され、フィラデルフィア美術館の正面玄関階段下、向かって右側に設置されています。
像は、トレーニングウェア姿で拳を突き上げるロッキーの姿を忠実に再現しています。
フィラデルフィア市長舎

フィラデルフィア市庁舎は1901年に完成し、高さは167メートル、世界で最も高い市庁舎の1つです。
外観は、ギリシャ・ローマ様式の建築様式で、時計台の上にフィラデルフィア市を建設したウィリアム・ペンの 11 メートルの像があります。
市庁舎内には、市議会議事堂、市長室、市立博物館、展望台などがあります。
東州立刑務所

フィラデルフィア東州立刑務所は、1829年に建設され、1971年まで運営されました。
ツアーとして入場することが可能であり、観光地として有名です。
フード・レストラン
フードトラック

平日の昼食はほぼ毎日フードトラックでした。
私が食べていたのはチキンオーバーライス、中華料理、韓国料理です。
値段は$8〜$10とアメリカにしては安く、満足出来る量です。
現金しか使えないお店が多かったので、持っていくことをおすすめします。
現金はこちらから取得できます。
フィラデルフィアチーズステーキ

私は学校周辺にあったFranklin’s Table Food Hallのチーズステーキ屋がお気に入りです。
値段は$10〜$15です。
とても美味しいですが、サイズがアメリカサイズでめちゃめちゃ大きかったです。
Raising Cane’s Chicken Fingers

Cane’sはアメリカで有名なチェーン店で特にチキンが絶品です。
ソースと一緒に食べるのがおすすめで何度も通いたくなる味です。
Paris Baguette

数十種類のパンがあり、毎回どれを食べるのか迷うほどでした。
寮の近くにあり休日の朝や昼間に通っていました。
私のお気に入りは小豆クリームのパンで今でもあの味が忘れられないです。
Reading Terminal Market

様々な種類の食べ物がある大きなマーケットです。
センターシティにあり多くの人で賑わっていました。
私は休日の昼に訪れてパスタやピザなどを食べるのが日課でした。
The Franklin Fountain

Franklinのアイスクリームはバリエーション、味ともに最高です。
特にピスタチオは、ピスタチオ好きの私にとって虜になる味でした。
値段は通常のアイスクリームと比べると高いですが、クオリティがとにかく高いのでぜひ食べてみてください!
スーパー、薬局
Acme

Giantと比べると安かったので、普段の食材はAcmeによく買いに行っていました。
Acmeでは主にヨーグルト、バナナ、鶏肉、牛肉、パスタを買っていました。
Acmeでは定期的に牛肉、ヨーグルトが割引になっており、その影響で共同の冷蔵庫は牛肉とヨーグルトまみれでした。
Giant

GiantはAcmeと比べると値段が少し高かったのであまり行くことはなかったです。
Acmeと比べて寮から距離が近く買い物に行くのがだるい時にたまに行く感じでした。
買う食材はヨーグルト、牛肉、鶏肉などほぼ変わらなかったです。
CVS

私はプロテインを毎日飲んでいて、プロテインを買う際に訪れました。
品揃えは豊富なので、薬が必要な際はCVSに訪れれば目当てのものは手に入ると思います。
旅行

フィラデルフィアはニューヨークやワシントンに簡単に訪れる事ができます。
航空券の予約はSkyscannerやエアトリで予約していました。
エアトリは様々な割引を行っているので、おすすめです!
こちらから予約が行えます!
ニューヨーク

ニューヨークは2週間に1度は訪れるほど、頻繁に訪れていました。
グルメ、ファッション、観光地が充実しており、毎回刺激的な旅でした!
交通手段 | 概要 | 支払い方法 | タイトル |
航空機 | あまり使わない、SkyscannerかElectionをがおすすめ | クレジットカード | 詳細を見る |
バス | 片道2時間 往復60ドル 本数多い | クレジットカード、現金 | 詳細を見る |
電車 | 片道2時間 往復60ドル 本数少ない | クレジットカード、現金 | 詳細を見る |
ワシントン

ワシントンはレンタカーで訪れました。
ホワイトハウスや美術館など歴史的建造物が充実しています。
ホームレスが少なく街全体がとても綺麗で、フィリーと全然違った街並みでした。
交通手段 | 概要 | 支払い方法 | タイトル |
バス | 片道5時間ほど 少人数の場合バスの方がお得 | クレジットカード、現金 | 詳細を見る |
レンタカー | 片道3-4時間ほど 4人以上で行く場合レンタカーの方が安い | クレジットカード、現金 | 詳細を見る |
飛行機 | あまり使わない | クレジットカード | 詳細を見る |
シカゴ

シカゴは気候や街全体の雰囲気がとても良く、お気に入りの都市の1つです。
特にシカゴピザがおすすめで、訪れた際はぜひ食べてみてください!
交通手段 | 概要 | 支払い方法 | タイトル |
飛行機 | 往復で400-500ドル 片道3時間 | クレジットカード | 詳細を見る |
バス | あまり使わない 長時間移動 | クレジットカード | 詳細を見る |
電車 | あまり使わない 長時間移動 | クレジットカード | 詳細を見る |
南米

フィラデルフィアから南米まで片道10時間ほどで訪れることができ、私は友人と12日間で5カ国に訪れました。
訪れた国は、①ペルー②チリ③ボリビア④アルゼンチン⑤ブラジルです。
特にマチュ・ピチュとウユニ塩湖はおすすめで、ぜひ訪れてもらいたい観光地です!
私の留学時代の経験

私は、大学の留学プログラムでペンシルヴェニア大学の語学スクールに通いました。
ペンシルヴェニア大学は、アメリカ屈指の名門校でアイビーリーグの1つであり、愛称はUPenn, Pennです。

イーロン・マスクやウォーレン・バフェットなど世界的に有名な人物が在籍していました。
私は4ヶ月という期間ながらUPennの一員になれたことは今でも誇らしいです。
語学スクールの簡単な仕組み

タイトル | 概要 |
クラス数 | 400〜800の5クラス。数字が増えるとともに授業の難易度が上がる |
クラス分けの方法 | 入学直前に受ける試験で最初のクラス、1クール終わりのテストで上のクラスに上がれるか決まる |
1クールの期間 | 7週間、1クール後に1週間の休みあり |
授業の選び方 | 1つが必修、2つが選択 |
600-700レベルの授業形態

600と700の授業形態はほぼ同じです。
エレクティブクラスは複数の選択肢から2つ選ぶので、各々で時間が変わります。
時間 | 授業の種類 | 期間 |
08:00-09:40 | コアクラス | 月曜〜金曜 |
10:00-11:05 | エレクティブクラス | 月曜〜木曜 |
11:15-12:20 | エレクティブクラス | 月曜〜木曜 |
・コアクラス
コアクラスはレベル別ごとに分かれ、そのレベルの人全員が一緒に受ける授業です。
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングをバランスよく学びます。
・エレクティブクラス
エレクティブクラスはいくつかの選択肢から自分が気に入った授業を2つ選びます。
それぞれの授業がカテゴライズされていて1つや2つの分野を重点的に学びます。
体験談

私は600からスタートしましたが、周りのレベルが高くついていくのに必死でした。
授業内容はTEDトーク、映画の抜粋、プレゼンテーションなど様々なことを行いました。
特に英語の本を一冊読みそれについて話し合う授業はきつかったですが、読解力と理解力が格段に上がりました。
生徒の国籍の割合
日本 | 40% |
中東 | 40% |
台湾 | 10% |
韓国 | 10% |
生徒合計の人数は多い時で50〜60人前後でした。
私が語学学校に通っていたときは生徒は全員アジア人でした。
特に日本と中東から来た人が多く大半を占めていました。
中東の人たちはアメリカ、カナダの大学に進学予定の人が来ていたので英語のレベルが非常に高かったです。
語学スクールの場所、特徴

語学スクールは、フィッシャーベネットホールにあります。
中に入るにはUPennの生徒キーが必要でオリエンテーションの際にもらえます。
語学スクールには複数の教室とラウンジがあります。
ラウンジでは毎授業終わりの休憩時間に多くの生徒が集まり話したり、ランチを食べていました。
無料でコーヒーやホットチョコレートが飲めます。
ラウンジには常に学生スタッフがいるので、困った事があった場合は相談ができます。
生活
平日

7:00 | 起床 |
8:00 | 学校 |
13:00 | 昼食、図書館 |
16:00 | 帰宅、自由時間(バスケ、サッカー) |
19:30 | 夕食、シャワー |
24:00 | 就寝 |
平日は授業があり授業後も課題が多く、勉強中心の日々を送っていました。
夕食前後は寮の体育館でサッカーやバスケを友人と行っていました。
休日

8:00 | 起床 |
9:00 | 外出(ニューヨーク、ワシントン、ダウンタウン等) |
22:00 | 帰宅 |
23:00 | シャワー |
24:00 | 就寝 |
休日はダウンタウン、ニューヨーク、ワシントンに日帰りで行くなど、外出する事が多かったです。
また、寮の地下室でパーティーやカードゲームをする事が多かったです。
まとめ

今回はフィラデルフィア留学についてまとめました。
私の人生においてこの4ヶ月間が一番濃く楽しかったです。
ニューヨークやワシントン、ボストンに訪れた際は、フィラデルフィアに足を運び歴史的観光地を訪れてみてください!